昨年、STAR WARSのシネマコンサートへ行って、「趣味としてなかなか良いのでは?」と感じた映画×クラシックコンサート。
直後にディズニーミュージックの神アランメンケンさんが来日するBeauty and the Beast IN CONCERT という公演があることを知り早速予約していました。
買った当時にはまるで予想もしていなかった「新型ウイルスの流行」という危機に見舞われている昨今、アランメンケンさんも来日してくれないのでは?と不安に思っていましたが無事に開催されました。
私もこのタイミングでコンサートなんて行っていいのか?と少し悩んだのですが、アランメンケン様に会えるなんてそうそうある機会じゃないので諦めきれず行ってきました。
前日のテレビで感染症の専門家の方が「クラシックコンサートのようにみんながじーっと聞くようなイベントは比較的リスクが少ない」と言っているのを都合よく解釈したのもあります。私のコンサートは大丈夫じゃん♪的な・・・。
アランメンケンさんの出演は、ペイジオハラさん(オリジナルアニメのベル役)とのトークセッションとされていたので、演奏はちょっとするくらいかなぁと思っていたのですが…そんなことはなくガッツリメドレーを演奏してくれました。
YouTubeでしか見たことのない光景が目の前に、デジタルでしか聞いたことのない音が直接耳に入ってくる感動。言葉にできない、speechless!
アランメンケンさんはとても楽しそうに演奏されているのですが、観客は聞き入って、ポロポロ泣いている人もいるというなんとも不思議な空間でした。
私は、他の多くの人と同じように、リトルマーメイドのpart of your worldが大好きなのですが、それも歌ってくれました。泣きました。
ディスニーシーのシンドバッド用に書き下ろしてくれたcompas of your heartも歌ってくれました。泣きました。曲はもちろん、これを披露したら日本のオーディエンスは喜ぶんじゃないかなぁ〜という優しさも感じましたね。
演奏も感動的でしたが、それ以上に、こんな状況の中日本に来てくれてありがとうの気持ちを込めてたくさんたくさん拍手を送りました!みんな同じ気持ちだったはず。
私が購入したときには日本人が誰が出るのか?は公開されておらず、というかそもそもオーケストラしかいないと思い込んでいたので、え、キャストいるんだ?と直前に知った感じなのですが。
山崎育三郎さん、上白石萌音さん、山本耕二さん、クリスタルケイ、そしてだいすけお兄さん…笑 結構豪華で驚きました。
みなさん、美女と野獣の歌パートのところにだけ登場して、歌を披露するという感じでチョコチョコ出演されていました。
山崎育三郎さんは、実労働時間15秒ということで…そのためにこのキャスト集めるんだからディズニーってすごいなと思います。手を抜かない感じ。
そして、プロだから当たり前なのですが、みんな歌上手い。上白石さんとか、若手女優くらいな印象でしたが、とても声が綺麗で素敵でした。芸達者だなぁと。
歌って生で聞くと震えますね。ミュージカル俳優の方の歌は、バンドのコンサートとはまた別の魅力があるなと感じます。次はレミゼラブルとか行ってみようかなぁ。
だいすけお兄さんがかぞえ天狗ネタをチラッとやっていましたが、一体どれくらいの人が分かったのだろう。私は天狗ファンなので嬉しかったです。はい。
久しぶりに真面目にディズニー映画を見ましたが、伝えていることは本当にシンプルですよね。美女と野獣は「人を見た目で判断するな、以上!」って感じ。
それに加えて、90年代以降に作られたアニメーションでは、ヒロインたちが常に「今置かれている環境に疑問を感じ新しい世界を夢見ている」「それを自分の力で手に入れる」というのも共通している気がします。王子様の影が比較的薄い。
これは男の子が主役のアニメーションでも一緒なのだろうか。
私はこういうヒロインたちを見て、なんとなく勇気をもらうんだけど、そのベースにはやっぱりなんとなく男女の不平等さみたいなものがある気がするんだよね。男性が、ディズニーのヒロイン映画を見てどんな感想を持つのか分からないし、男女関係なく勇気をもらうのかもしれないけど…
世界の女の子にわざわざディズニーが勇気を与えなくても、みんなが当たり前に前進する勇気やそのための力(=教育やチャンス)を手に入れられるようになるといいのにと思います。
ここら辺については考察足りていないので、もっとちゃんと考えよう。