夫側が離婚を渋っていたので、私は結構早い段階で、弁護士さんに代理人をお願いしました。
夫側もそれに伴って、代理人を立ててくれたので、プロ同士で話してくれるから安心!と思っていたのです。
が、全然話が進まない。
代理人の話し合いって、代理人同士が顔を合わせて、条件を提示しあい、ここはあなたの金額を飲むから、こっちは譲ってよ!みたいなやり取りをしてさくっと決めてくれるもんだと思い込んでいました。
でもそうではないみたいで。
基本的にやり取りはすべてFAX、このIT時代に、FAXでされています。
先方からきたFAXをPDF化して私へ共有、私の意見をメールで返しつつ、代理人さんが書面にまとめてFAXでお返事・・・というのが一連の流れ。このお返事をするのに2週間くらいかかります。
結構、不思議な世界です。FAXがなくならないのって、こういう業界があるからなんでしょうね。
なんだか、やり取りも、お互いが主張を続けるばかりで、「交渉する」という姿勢が何もなく、永遠の痴話げんかという感じでした。
そんな状況で、話が進むはずもなく、弁護士さんは「条件が折り合わないから、調停しましょう!」とのたまうのです。
調停に進むと、弁護士さんへ追加料金を支払わなければなりません。
話が進まないことに、イライラしている私。でも、なんにもしてないのに調停に進めましょうって・・・どうなん?とか思ってしまう私。
弁護士さんは弁護士さんで、折れたら終わりの世界ですから、そうなるのも十分わかるんですけどね。ゴネたもん勝ちというか、優しい方負けというか。
結局、だれも信用できなくなって、ネットにすがりました。検索魔になった私は、調停って何なのか、どんなものなのか、どれくらいかかるのか、調停後の関係はどうなるのか、とにかく調べました。
調べた結果、どうやら、調停というのは結構時間がかかるらしい。そして、離婚以外でも、「当人同士では話し合いの決着がつけられなかった場合に使う制度」であると。
なるほど。
私は、夫と、話し合いを直接したのだろうか?
していないんですよね。
このまま、調停に持ち込んでも「直接話し合わなかった」というところが、ずーっとひっかかりそうだなと、なんとなく思い始めてしまい。思い始めたら止まらないので、直接、夫に連絡を取って条件交渉をすることにしました。
お金ももったいないし←
連絡を取る前に、弁護士さんにご相談という体でご連絡はしました。一応ね、義理は通さないと。
「調停にいくまえに、自分でできることはやっておきたいと思って」となるべく低姿勢で。
弁護士さんからは、解決するのが一番の目的だから、全然大丈夫ですよ、直接話してください。と言われました。もっといろいろ言われるかと思っていたので、ちょっと肩すかしを食らったような感じでした。
夫側の弁護士さんも同じ見解だったようで、あっけなく、話し合いの日は決まり。
夫も、DVがあるとか、精神的にオカシイとかそういう人ではなく、普通に話し合いができたので、「養育費」「財産分与」「慰謝料」「面会交流」全ての要素を3時間程度の話し合いでFIXさせることができました。
あっけない。
結局、私以上に、私の離婚に一生懸命になる人なんていないんですよね。弁護士さんも仕事ですからね。
自分の人生、自分で進めないと!とあたらためて気づかせてくれた、この一連のぐだぐだには感謝です。
条件が出せたので、ここから公正証書の作成に進めることになりました。