シングルマザーと小一の壁

無事に一学期が終わりました

本当にあっという間ですが、子供が小学生になりました。コロナ禍での入学ということで、色々不安はありましたが、親子ともども感染もすることなく、無事に夏休みを迎えられてホッとしています。(ホッとしたのも束の間、今は学童の弁当作りに追われていますが…)。小一の壁ってどんなもんなの?というのを含めつつ、4月から7月までの4ヶ月を振り返ってみます。ちなみに、私が住んでいる区は、学童の審査がなく、全員入ることができたし、預かり時間も保育園と変わらなかったので、学童の壁は一切ありませんでした。(もちろんそういう区を選んだのですが!)

4月:毎日泣いて過ごす&骨折(学校外)

タイトルだけで悲惨ですが、本当に4月は悲惨でした!まず、想像以上に、子どもが学校に馴染めずに、毎日涙でスタート。朝食も泣きながら食べて、校門前まで一緒に行き、励まして、背中を押して…という感じでした。特に、子供は、クラスでも学童でもお友達ができないことに悩んでいました。Googleで「一年生 登校しぶり」「一年生 学校 行きたくない」などのキーワードを検索しては、他の方の体験談を読んで、学んだり、安心したり。「アドバイス厳禁、傾聴しましょう」と色々な記事に書かれているにもかかわず、「おはようって挨拶だけしてみたら?」とかついついアドバイスをしてしまって反省したり…。加えて、ちょっと馴染んできたかなと思ったら、学校外の活動で骨折して、唯一の楽しみだった休み時間の遊具遊びができなくなって、子供がさらに落ち込み、本当に地獄のような1ヶ月でした。

5月:GWあけも登校を渋るも、わずかな光が

「一年生 登校しぶり」の検索結果によると、大体どの子もGW明けくらいには馴染むようになり、緩やかに渋りがなくなっていくようなのですが、我が子はGWがあけても毎日涙のスタートでした。若干、私も、この辺りで心が折れそうになりました。コロナの影響で、あまりわいわい騒げず、給食の時間も前を向いて静かに過ごすようなので、仲良くなるきっかけがなかったみたいなのです。見知らぬ人と、マスクで口元が見えない中コミュニケーションを取るのは、言葉のバリエーションが少ない子供にとっては辛かっただろうと思います。この時期の私たち家族を支えていたのは、コロナで私がテレワークを頻繁にできたために、学童に行かずに済む日を週に何日か作ってあげられたことと、子供が骨折をしたことです。後者については「?」だと思うのですが、実は、うちの子以外にも骨折をしている子がクラスにいて(恐るべしアクティブ小学生…)、体育の見学中とかにちょこちょこ話をするようになったようなのです。ここでの交流で、ガッツリその子と仲良くなることはなかったものの、「お友達いない」の辛さが少しずつ減っていったようです。

6月:朝顔とクラスの係りで通学の目的ができる

この辺りで、一年生恒例の朝顔育てが始まりまして、「水をやる」という大きなミッションが子供にできました。行きたくないなという気持ちよりも、朝顔に水をやらないと枯れてしまうという気持ちが我が子の中では勝ったようで、ぐずぐずしながらも学校へ行くようになりました。本当にホッとしました。学校教育には色々と思うところがあるのですが、この朝顔育てについては「文科省ありがとう!」としか言いようがありません!また、クラスでも、6月に入ってから◯◯係のようにそれぞれの生徒に担当が割り当てられて、この係をきっかけに仲の良いお友達もできたようです。どこかのタイミングから、子供が朝食を笑顔で食べるようになり、どこかのタイミングで「学校行きたい!」と言うようになり、「学校楽しい!」と言うお話をしてくれた時には涙が出そうになりました。「いつかは馴染む」と言う経験を親子ですることで、今後の環境変化にもお互いがもう少し落ち着いて対応できるようになるかなと思います。

7月:勉強に悩む

学校行きたくない問題は無事にクリアでき、さぁ勉強するぞー!となったところで、勉強の壁にぶつかりました(早い)。小学一年生レベルの内容って、親からしたらなんで間違えるのかよくわからないんですよね。「へ」と「え」とか「おねえさん」「おねいさん」とか、教え方に全く検討がつかずに困りました。先生と違う教え方をして混乱させてもいけないので、教科書を一緒に読みながら「ふむふむ、こう考えるのか」というところを私が学ぶところから始めました。「へ」「は」「を」という言葉は「くっつき言葉」として教わるようで、その考え方が意外と興味深かったりしました。とはいえ、子供の理解が悪かったりするのでイライラしてしまい、「勉強を教える」と言う親としての壁に何度もぶち当たりました。後日、担任の先生から「読み聞かせ」の不足を指摘され、YouTube育児を反省。でも、YouTubeなしではもう暮らしが成り立たないので、どうしたものかと現在進行形で悩んでいます。

一学期総括:小一の壁は子供にも親にもある

無事に夏休みには入ったものの、思い返してみれば壁はたくさんあったなと思います。まだ超えられていない壁も複数ありますが、八方塞がりではない現状に、まずは感謝したいと思います。とにかく、子供がニコニコ学校へ行くようになって良かった…(月曜日はぐずるが、これは大人もいっしょ)こうやって、親子で成長して、乗り越えていくのねと実感しています。そして、感染防止の面でも、小一の壁対策としても、テレワーク様様と言わずにはいられません。弊社は出社しないといけない日数も多く、完全在宅ではないですが、週に1日でも、学童に行かずに帰ってこれる日があると、子どもの休息にもなるようです。これからも、こうやって、子育ての壁が1mmずつでも低くなっていってくれることを願います。